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【和歌山】 紀土

平和酒造のある海南市溝ノ口は、温暖な和歌山県にありながら四方を山に囲まれた盆地であり冬の朝晩は激しく冷え込みます。また、高野山の伏流水が豊富に湧き出し、実は和歌山県は縄文時代から稲作が最も盛んな地域。徳川御三家である紀州の溝ノ口は、まさに水、米、気候、人が揃った日本酒造りに適した土地と言えます。

平和酒造のホームページには、蔵の名前についてこういった記述があります。
『第二次世界大戦中、激しくなる戦局に学童疎開や京都など酒蔵の受け入れを国から命じられ酒造の休業をしいられます。二代目である山本保正は「休業蔵再開」の陳情演説を行うため国会に足を運びました。震えながらも休業に追い込まれた無念さ、戦後の平和な時代で酒造りをするという希望を語り多くの拍手を浴びたそうです。そういう情熱の末にようやく再開の許可がおりたのです。この時の平和な時代に酒造りをするという想いが平和という名前を冠した酒蔵名をつけさせたのです。』

また平和酒造では、「ものつくりの、本来あるべき姿へ」をモットーに酒造りを行っておられます。

たとえば酒米は、冬季には実際に酒造りにかかわる杜氏や蔵人が、地域の方々のご協力ご理解を得ながら毎年初夏に苗付け田植えをし稲刈りまでの管理を行っています。
これはただの酔狂で始めたわけではなく、後継者不足に悩む地域の声と、稲作農家出身の若い蔵人の気持ちが出会い、実現したそうです。

人が人と出会うとき、生きてきた歴史や思想の背景まで汲んでもらいたいと思うものです。それと同じく、人が製品と出会うとき、製品に関わったすべての人々に思いを馳せてもらいたい。できたら、麦わら帽子をかぶった、素朴な農家さんの姿にも。

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