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【石川】 加賀鳶 極寒純米辛口

福光屋は、1625年(寛永2年)創業、金沢で最も長い歴史と伝統を誇る酒蔵です。江戸時代の古地図で金沢城下を見ると、現在も酒蔵を置く石引に、福光屋の標し「打出の小づち」があります。創業以来福光屋は、職人魂の酒造りを貫きながら、時代ごとの変化を遂げてきました。「伝統は革新の連続」。つまりそれが福光屋にとって、のれんを守るということでした。あくまで基本は変えず、時代の変化をしなやかに受けとめ、日々新しい伝統を創造していく。時とともに変化する人々の価値観や嗜好を敏感に感じとって、時代にあった酒を世に送りだす。それは、先人達の業績の掘り起こしと破壊、そして創造と再構築の連続を、幾世紀もの間くり返してきた福光屋の姿勢です。
「旨くて、軽い」。飲んで気持ちいい酒は、口に含んだときに旨さが十分にふくらみ、あと味がサラッと心地よく消えていきます。料理とともに楽しむために、おいしい時間を演出するために、この味わいの実現に取り組んできました。原料米の選択から、麹の育成、醗酵、熟成と全ての工程で、造り手側も楽しく、気持ち良くということが大切です。さらに、飲む人の人柄を想像し様々な場面に思いを馳せて、「旨くて、軽い」を基本に多種多様な味わいの変化を造り出し、飲み手の個性に合った酒のカタチを生み出します。蔵人が精魂込めて仕込んだ酒に、名を付け、相応しい装いで送りだす。福光屋の職人魂は、酒造りからデザインの現場まで一貫して受け継がれています。

  • 蔵元
    株式会社福光屋
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